核家族化が進む中で、共働きの世帯が多くなっています。
そのような子育て世代の人にとって、近くに頼れる両親がいるというのはとても心強いですよね。
またご両親にとっても、お孫さんと一緒に居られる時間を作りやすいというメリットもあるでしょう。
そのような世帯におすすめなのが、UR賃貸の近居割という制度です。
毎月の家賃がお得になるので、子育て世代に注目されている制度なのです。
そこで今回は、UR賃貸の近居割について、詳しく解説していきたいと思います。
UR賃貸の近居割とは?
それでは早速、UR賃貸の近居割とはどのような制度なのかについて解説していきましょう。
UR賃貸の近居割には、「近居割」と「近居割WIDE」の2種類があります。
近居割
近居割は、UR賃貸同時の近居に適用される制度です。
同じUR賃貸の団地に、2世帯が近居しているか、半径2km以内の別のUR賃貸の団地に2世帯が近居している事が必要です。
UR賃貸の近居割では、2世帯で近居の家族の、最大5年間家賃が5%割引されます。
UR賃貸住宅を、同時に契約した場合は、両世帯ともに減額が適用されます。
近居割WIDE
近居割WIDEでは、UR賃貸住宅とUR賃貸住宅以外の近居でも適用される制度です。
通常は、双方の世帯がUR賃貸に居住しているという事が条件ですが、近居割WIDEの場合はURが定めるエリア内であれば、UR賃貸以外との近居に対しても適用されるのです。
こちらも、条件を満たしている場合は、家賃の減額が適用されます。
UR賃貸の近居割の条件や申込み方法は?
では次に、UR賃貸の近居割の申し込み条件に付いて解説していきたいと思います。
近居割は、直系血族または現に扶養義務を負っている3親等以内の親族で、近居するどちらかが以下に挙げる条件に当てはまる場合に、近居割を適用する事が出来ます。
子育て世代
現に同居する満18歳未満の子(孫・甥・姪等の親族も含みます)を扶養している世帯。
また、近居割申込み時に妊娠されている場合は、子育て世帯に該当します。
高齢世帯
満60歳以上の方を含む世帯である
障害者世帯
上記に当てはまらない世帯で、4級以上の身体障害または重度の知的障害等のある方を含む世帯である
上記のような条件を満たしている場合は、UR賃貸の近居割の対象となります。
近居割の制度は、全てのUR賃貸住宅で適用されているわけではなく、対象外の団地も存在します。
そのため、UR賃貸の近居割を希望する場合は、契約前に事前に申請をする事が大切です。
その上で、必要書類を揃え申請しましょう。
UR賃貸の近居割でのメリットとは?
では最後に、UR賃貸の近居割を利用すると、どのようなメリットがあるのかを解説していきたいと思います。
UR賃貸の近居割の最大のメリットは、やはり家賃の減額制度です。
何かとお金がかかる子育て世帯にとって、家賃の負担が軽くなるのは大きいですよね。
また、家賃の減額以外にも、下記のようなメリットがあります。
- いつでも孫と気軽に会う事が出来る
- 自分の両親に何かあった時に、すぐに駆け付けられる
- 急用の時に、子どもを安心して預けることが出来る
- 物理的な距離が近いという事による、精神的な安心感
このように、家賃以外にも近居割を利用する事で、多くのメリットが得られるのです。
まとめ
さて今回は、UR賃貸の近居割について、詳しく解説してきました。
UR賃貸の近居割は、同じUR賃貸住宅同士でなくても、家賃の減額制度が適用になる近居割WIDEというタイプもあり、様々な条件の方が対象となりやすい制度となっています。
共働きで、子育てに不安を抱えながら生活している人達にとっては、UR賃貸の近居割を利用する事で安心して子育てをする事が出来るという事が分かりました。
近くに、頼れる人がいる状態で子育てが出来るのは、心強いですよね。
これから引っ越しを検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。